【書評】多動力 この時代を駆け回る必須スキル
球団、フジテレビ買収などで一躍、有名人となった彼だが、
粉飾決算で捕まってしまった。
普通の人なら刑務所=人生が終了だ。
だが、彼は違った。
出所後、現在でもビジネスマンとして第一線を活躍している。
彼の活動や肩書を書くだけでも、「事業家×コンサルタント×プログラマー×作家×エンターテインメント・プロデューサー×ロケット開発者×大阪万博特別顧問×・・・」
まだまだ、あるらしいが割愛(笑)
本当にすごい人だ。本当に人間なのか?と思えるほどの活動ぶりだ。
いったいその要因とは何だ。
その答えこそ「多動力」だ。
一つのことをコツコツやるのではなく、
次から次へたくさんのことに手を出すこと。
我々にとって、まず大切なことは「自分の時間」を取り戻すことだ。
大半の人は会社の仕事など「他人の時間」に奪われている。
「他人の時間」を生かされている限り「多動力」は身につかない。
「自分の時間」を取り戻したうえで、仕事を効率よく進める工夫をする。
大切なのは、働く時間の長さではなく、「一工夫」をして、リズム良く仕事を進めることだ。
そして、「原液」となるものを生み出し、自分が動かなくとも、自分の分身(代わりの者)に働いてもらうシステム、環境を作る。
(例をあげると、マクドナルドのマニュアル化だろう。誰でも簡単に美味いものを短時間で作れるお店を作ってオーナーがいなくても経営できる。)
結果、周りから見ると一人の人間がやっているとは思えない量の仕事を生み出すことが可能になるのだ。
確かに、私の場合でも改善点はいくらでもあると気づく。
夜遅くまで働いて帰ると、疲れて精神的にも時間的にも何もできないものだ。
仕事を早く終わらせることで、浮いた時間を使いデートやブログ執筆など、
有意義に使いたい。
その為に以下の2点のマインドで仕事をやる。
- 「完璧主義」より「完了主義」になる。
今までは上司からは完璧、準備至上主義で仕事をしろと教わっていた。私もそれが一番良いと思っていた。
ただ、完璧を求めると何度もやり直し、一つの仕事にアリ地獄のようにはまってしまい、なかなか進まない。
仕事は100点を取らなくてはいけないという自己満足はかなぐり捨てよう。
80点でいいから、完了しよう。
目の前の仕事をサクサク終わらせて、次に行く。そして、前の仕事には戻らない。
「完了主義」こそ、大量の仕事を捌けることができる。
- 見切り発車でもいいから、やってみる。
お客さんと商談するときに完璧を求めてしまい、まだこのプランは完璧ではないからと話をせずに終わってしまうことがある。
準備が足りないからと足踏みをしていたらいつまでたっても満足いくものはできない。やりたいと思ったら、今すぐやってしまおう。
不完全でもいいから、とりあえずやってしまって修正した方が効率も良い。
私の目標は退社時間を1時間早めることに決めた。
そうすれば、効率的に仕事を終わらせるにはどうしなくてはいけないか、考える癖が自然とつく。
間違っても、終わらない仕事を、労働時間を増やすことで解決する考えは無くしていかなければ。
前からホリエモンの考えに触れたかったので、今回、初めて読んだがパラパラと読みやすい本だった。文章の所々に短気さや辛口コメントがあるのが見受けられたが、
それが彼の生き様や情熱さが溢れているからだと分かる内容だったとも言える。
いやー、ホリエモン。ハマってしまった!!
次は「ゼロ」と「本音で生きる」も読んでみたい。